2018年10月 萩・津和野・安芸の宮島・角島・元乃隅稲成神社・青海島遊覧 3日間の旅2018年10月23日〜25日 戸塚 寛 JA1PYP |
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一年振りのスラッシュ旅行、メンバーはいつもの4人です。 今回は前から行きたかった、萩・津和野・秋芳洞です。しかし、ツアーですので、表題の様におまけが一杯付いています。出発は羽田10:40発のANA575便です。旅行会社は阪急交通社、集合は「9:50にANA14番窓口」とありました。私は、羽田には9:30少 し前に到着。青木さんはすでに阪急のお姉さんとコンタクト済み。榎本さんは弁当を買いに行っていました。森口さんは海老名からの空港バスが遅れていると青 木さんに連絡が入っており、その対策でお姉さんと打ち合わせしていたのです。「遅れた方は往きの航空券は自前で、その方は直接ホテルでの集合になる」と言 う物騒な話をしていました。 我々は3人分だけの航空券を渡され落ち着きません。ここで判明したこと。 今回の旅行は阪急交通社の広島支店が主催しているらしく、羽田には添乗員が居ないのです。 取り残された我々の周りには修学旅行の団体しか居ません。ですから、さらに落ち着きません。取り敢えず、青木さんとザックを預けます。自動預け入れマシン を初めて使いました。榎本さんは機内持ち込みです。ナイフ等は機内持ち込み出来ないのは常識ですが、スマホの充電パックリチウムイオン電池は逆に機内持ち 込みしか出来ないことが分かりました。 10時 過ぎにようやく、森口さんが到着。いたって軽装で、預ける荷物がなかったので安心しました。荷物チェックのゲートが混んでいたので、心配しましたが、途中 から別のゲートを開けてくれたので何とか通過。無事に乗れました。今ここで、この旅行記を書くために初めて旅行案内をプリントアウトしてみたら、「到着空 港にて現地添乗員がお待ちしております」と書いてありました。 今回の旅行ですがいつものCT旅行社と違って案内が郵送されてきませんでした。また前日の添乗員からの電話確認もありませんでした。旅行幹事の青木さんからラインに資料が送られてきたので資料は全部スマホにあるのですが、小さい画面で隅から隅まで読まなかった。 天気は曇りです。雲の中での飛行は大分揺れましたが10,000mまで上昇するとさすがに雲はありません。雲海が綺麗に見えました。萩・岩見空港はANAしか乗り入れていないようです。
現地は小雨が降っていました。添乗員は島原さん、バス は防長バス。運転手は木村さんです。防長は周防の国と長門の国から一字ずつとったもので、長州藩の別名です。添乗員さんは防府市と長門市が主要テリトリー だからと言っていましたが。最初の観光地である、津和野に向かいます。私、恥ずかしながら津和野は山口県だと思っていました。島根県です。「萩・津和野」 と一体で覚えているので勘違いしていました。 添乗員さんの話では、山陰は東西より南北の関係が密で交通の便利さも同様だそうです。山陰道の計画はあるけど当分、開通はしないだろうとのこと。津和野在住の方は隣の県庁所在地である山口には車で、数十分で行けるけど、松江市まで4時間掛かるとのことです。 国道9号線を通って、1時間ほどで津和野・殿町に着きました。津和野名物のお菓子を売っている「三松堂菓心庵」付近の駐車場で現地ガイドさんが待っていま した。ここで巨大な鯉が防火用水路に泳いでいるのを見学。用水路のそばにはあやめが植えてありました。開花の季節は素晴らしいと思われます。傍にある津和 野カトリック教会は場違いな建物でしたが案内では唯一の畳敷きの教会だと言っていました。 鯉見学の次は「藩校養老館」。森鷗外が学んだそうで す。川のほとりに伝統無形文化財「鷺舞」のモニュメントがありました。多胡家表門の写真を撮り、津和野町町役場を見学しました。大正時代の建物で、現役だ そうです。大岡家老が住んでいた門の写真を撮り観光は終了。津和野は非常に小さい町でした。一回見たので満足です。
私は待ち時間に、かけそばと焼きアイスを半分頂きました。この時点で雨はやんでおり 結局今回の旅行で傘を差したのは30分だけでした。
萩に出発です。着いたのは15時過ぎ。最初に萩市・椿東にある松陰神社です。ガイドさんの説明はかなり投げやりな感じでしたが、理由は神社と言っても明治維新から150年。明治40年に創建で、吉田松陰が神様なのですから歴史が浅く力が入らない感じです。松下村塾跡、松陰が幽因された三畳間などを見学しました。宝物殿の至誠館には有料なので入りません。
青木さんは近くの酒屋に買い出しに出かけました。 駐 車場への帰りに山口県選出の衆議院議員川村建夫とすれ違いました。車はクラウンでした。呉服町に移動します。中央公園の駐車場にバスを止めて、江戸屋横丁 の見学です。木戸孝允誕生地のミカンの木を広島から来た小学四年生の修学旅行生たちと写真を撮り、我々は菊屋家住宅を見学しました。300円でしたが、お勧めです。この日は特別に別庭の開放日でもありました。
プレミアム宿泊コースの4人様を降ろします。女性2名の、お一方は今回のグループでは一番の若輩で江波杏子似の方でした。(江波杏子さんのご冥福をお祈り申し上げます)かれらのホテルは「北門屋敷」で1万円程高らしい。大型バスでは入れない場所と言っていました。私共は萩グランドホテル天空です。
食事中に髪に大きなリボンを付けた80歳過ぎと思われる大女将が挨拶に出てこられて、アカペラで一曲、披露してくれました。 この後、我々の席にあか抜けた年増のお姉さんがやって きて、ホテル6Fにあるカラオケパブ「ラウンジ咲」の営業を始めました。かなり安かったしホテル内では、ぼられることもなかろうと、私はその気でしたが全 員一致ではありませんでした。この方は「藤崎まこ」と言うキングレコードの専属歌手でした。 朝のお風呂は5時半から、朝食は6時半から、出発は7時50分とあまり時間がない。
ツアーの5人組女性の、お一方が荷物を部屋に忘れたのかバタバタして出発は8時でした。 添乗員さんから行程の変更をお願いされました。今人気の「元乃隅稲荷神社」は道が狭く渋滞が予想されるので朝一番にしたい。一同文句ありません。私、この神社の事知りませんでした。仲間も知っていたか不明です。長門市・油谷津黄と言う場所に神社はあります。確かに狭い道で駐車場が出来たのは昨年の5月だそうです。9時頃に到着。荒天の時岩の割れ目から潮が吹く「龍宮の潮吹」が見どころらしいが「本日は天気晴朗なれど波も静か」。本日も三日目も快晴でした。よくわかりませんが「元乃隅稲荷神社」は京都伏見稲荷のパクリ版としか書けません。鳥居の上にある日本一入れにくい賽銭箱などトライする気も起きませんでした。
9:30に出発。次は下関・豊北町大字神田の角島大橋手前の駐車場に10:20着です。観光場所としては角島なのですが、観光の目玉はここに掛かる橋なのです。歩道もなく車窓からの景色が船からのように見えるのが売りのようです。いったん橋を渡って角島に行き駐車場を一廻りして橋を戻ってきて駐車しているわけです。
写真の注意書きから、外国人観光客がインスタグラム映えの写真の為「道路に寝そべるのだな」と言うことが分かりました。 10:40頃出発。次は長門市で昼食です。昼食が11:30と早いのですが行程なので仕方ありません。オプション昼食の海鮮丼を頂きました。美味しかった。ここでも陶板焼きの蓋は閉じたまま。中は忘れました。
写真を見てください。この袋は4人で分けてしかも少し食べた残りです。家に帰っても評判の味でした。食事の後は長門市・仙崎で青海島遊覧です
写真と動画をお楽しみください。赤津浦とタリフリ洞が見どころです。タリフリ洞にはかなり接近します。この船の女性ガイドは船長の資格のある背の高いお姉さんで御年28歳だそうです。私が聞いたのではないよ。偶然知りました。名前は榎本さんが知っています。
次は秋芳洞に向かいます。14時頃に出発しました。
途中の景色はいかにも秋吉台です。緑の野原に石灰岩の岩が所々に顔を出しており TVで見たドローン映像そのものです。来てよかった。 美祢市・秋吉町秋吉に到着。添乗員さんの心づかいで、下りの多い黒谷口から入ります。
写真と案内板の説明を読んでください。 死ぬ前に秋芳洞を見たくて、場所を提案した私の感想と してはイメージがかなり違いました。確かに未公開の全体も、公開されている場所も大きさは日本最大規模で空洞の容積も非常に大きく立派です。しかし戦前か ら観光地化されているので全体に手が入りすぎていて薄汚れている。私の目には天井にモルタルが安全のために吹き付けられているように見えました。特に感じ たのは「すでに終わった鍾乳洞であり現役ではない」と言うこと。 私の鍾乳洞とは照明すると石灰岩が真っ白に光っており、天井からは水がポタポタ落ちて合羽が必要なほどで、石筍が育っている感じが現役です。
平日のせいか土産物街も閑散としていました。話は変るけど、CT社のツアーには萩・津和野・宮島はあったけど、秋芳洞は抜けていました。入っている阪急交通社を探しだしたわけです。言いたいことわかるよね。 これから、食事の為に下関市に向かいます。下関・みもすそ川町から関門橋が見えました。
「とらふぐ会席」を頂きます。
左のお鍋はアンコウ鍋、右はてっちりです。ここはツアー各社の夕食どころです。
右の写真うえの左から2番目が我がツアーです。各社揃っています。 ここから宿に直行ではありません。北九州に渡ります。門司港レトロの夜景です。
本日の宿は、既に廃園の「スペースワールド」の真ん前 にある。「アクティブリゾーツ福岡八幡」と言う立派なホテルでした。「本日は空いているので、スイートルームを格安で提供できる」のアナウンスがあり、魅 力的な提案なので部屋を見てから考えようとなったのですが、おじさんたちには充分広すぎる、立派な部屋でした。このホテル、最盛期には高かったと思いま す。 スペースワールドの跡地はイオン系のアウトレットが入るとのこと。 本日は飲み疲れしていないので、お風呂に入ってから私と榎本さんの部屋で宴会です。 久し振りに携帯お燗器が活躍しました。日本酒のお燗はしみじみと美味しい。 言い忘れましたが、このホテルのお風呂は温泉ですがボーリングはしていません。タンクローリで運んでくるそうです。 三日目です。私の部屋からは原寸大のスペースシャトルのモックアップが見えました。
我々は取り敢えず橋の向こうの武家屋敷地域にある白蛇見学です。 白蛇の写真と動画 この白蛇は見学料200円だったかな。お勧めしません。 白蛇館を出たところでマルチーズ2匹を散歩しているお姉さんに出会いました。
メスはルナちゃんでオスはエルちゃんだそうです。 帰りの橋の袂で、ツアー同行の女性がソフトクリームを食べていました。名物は日本一種類の多いソフトクリーム屋だそうです。納豆味もありました。 馬のような大型犬を散歩させている、おじさんグループに出会いました。吉香公園は近所の犬自慢の溜まり場と見ました。 添乗員さんの説明では錦帯橋は釘を一本も使っていない橋とのことですが 橋の上は江戸釘ばかりでした。
宮島に渡るフェリー航路にはJRフェリーと広電宮島口に着く宮島松大汽船の2航 路があり、我々はJRを使います。昔はライバル関係にあってJRが道を付け替えたり、ホームを長くして停車位置を変えたりしたそうです。確かに地図をみる と乗船場に直接行ける広い道路になっていました。昔は電車乗り換えの為、広電宮島口駅に行って、近い松大の乗船場を通りすぎてJRに向かったようですから 大分不利ですね。
到着すると、食事処の「だいこん屋」専属ガイドさんの登場です。ちゃっかり添乗員さんは阪急の旗もすかさず持たせます。観光地なので、毎日清掃しているのでしょうが,鹿の糞が落ちています。鹿の糞はウサギの様にコロコロなのでよけやすい。
ここで、カキフライとアナゴ弁当を頂きます。アナゴは小さいけどそれなりに美味しかった。だいこん屋の裏に池があり添乗員さんの話だと総額3000万円の鯉が居るとのことで写真は撮りました。
津和野の鯉と格が違うとのことですが私にはわかりません。 昼食後14頃から、同じガイドさんに連れられて厳島神社の参拝です。本日は大潮の次の日でかなり、潮が引いており、鳥居まで歩いて行けますが干潮が3時半と言うことで最後にします。
丁度、厳島神社の本殿で結婚式を執り行っていました。神主が祝詞を挙げているときに お賽銭箱の「ちゃりん」が大きく響き、気の毒です。我々はそっと置いて、柏手も小さく気を使いました。しかし、雅楽の生演奏は羨ましかった。 神社内を一周して、大願寺付近で解散です。あとは自由行動。我々は弥山を目指しますが ガイドさんの話だと歩いてもロープウエー乗り場まで10分と言っていたけど、かなりの登りです。14時50分のバスに間に合わないと諦めた時、バスが遅れていて乗れました。同じツアーの仲間は歩いていてロープウエーの乗り場で会いました。相当の健脚です。
急いで下山。展望台からは島が見えましたがここで面白かったのはレンズのない望遠鏡みたいなのが数個置いてあり各島の照準器になっていました。 ロープウエーを降りたら、下山用連絡バスに長蛇の列。次のバスには乗り切れないと判断して歩いて下りました。 時間もないので、さっそく完全に潮の引いた浜辺に豊国神社からの階段で降りました。 大鳥居には貝殻が密集していましたが、なぜかここに小銭がいっぱい挟んでありました。下を見ると小銭が散乱しています。良くないね。30年前になかったような気がします。 写真を撮って、今度は御笠浜から上がりました。
だいこん屋に着いたら観光客でごった返しています。阪急、クラブツーリズム、読売旅行社のバッジを付けた方達が同じ場所でお茶を飲んでいます。 乗船場への帰途、海岸通りを歩いていたら、ホテル宮離宮の前に○○様結婚式披露宴会場の看板がありました。先の神前に居たカップルの披露宴会場なのかなと想像した次第です。 ここで事件です。榎本さんの機内持ち込みに小型ナイフが発見されて、彼だけお弁当は機内食でした。 ANA640便で21:15到着。 羽田では疲れて、既に夕食も済ませているので珍しくそのまま解散。お疲れ様でした。 今回利用した空港は存続の危機にあるのか両方共、自治体から補助金が出ています。 添乗員さんも、それがなければこの価格では出来ないと言っておりました。 榎本さんが前週の金曜日に39度の熱を出して、「安静にしています」のラインがあり 同行できるのか心配しました。その為か、いつも前日にアテを自作して、高級日本酒を大量に持参も今回はナシ。私も控えていたので初日の大量摂酒がなかったのも良かった。 仲間のR子さんが前に支給して頂いた、泡盛の古酒も青木さんが持参して美味しくいただきました。 今回の旅行社は阪急でしたが、超ベテランで、かなりいい加減な添乗員さんで助かりました。同行のグループは旅慣れていると言うか、ほとんど団塊の世代で人生に旅慣れているので「良い加減」と言い換えます。楽しい旅行でした。
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