その一、門前仲町の浅七

本日は居酒屋の話です。 皆さんは太田和彦さんを御存知ですか? 「ニッポン居酒屋放浪記」などという 本を書いています。 椎名誠グループにも顔を出した様な気もします。 (確か太田は二人いて、もう一人は新宿で居酒屋経営) この本の東京編にある、根岸の「鍵屋」と門前仲町の「浅七」に は前々から行きたいと思っておりました。
先週の木曜日に幕張メッセで開催されていた「国際放送機器展」に 行った帰り、良い機会なので門前仲町に遠征しました。 (いつも海浜幕張で飲むのですが2,3年前より事前予約で 早く行っても入れてくれない)
事前に調査していなかったので駅前の交番で聞きました。 「お忙しいところ誠に申し訳ないのですが、『浅七』と 言う飲み屋を御存知ないでしょうか?」 「えっ、番地もわかんないの」と言われましたが 大学ノート(古いね)に手書きの案内アンチョコがあり それに居酒屋のインデックスがついていました。 覗くと、その中にありました。
番地より詳細地図まで開いて教えてくれました。 やはり下町の交番は親切です。 電話番号も聞いて、歩きながら4名の予約も入れました。 ところが見つかりません。 再度お店に電話すると町名が違っていました。 (以後はお巡りさんの悪口になるので  書きません。)
2回も電話した事で、 店に入ったら店主が心配顔で待っていました。
結果は 日本酒好きには最高のお店です。 (酒肴はオリジナルの珍味ばかりです。 量は少ないですがそこがまた良い。 焼きみそはそれだけで 二合飲めてしまう)
ご亭主は、脱サラ風であるが、着物の 着こなしが格好良い。
座敷を仕切っているおねえさんは 娘さんか?気持ちのよいサービスでした。 気になるお値段ですが、仲間に飲み屋の C/Fにうるさい男がいたのですが 彼の弁「合理的」でした。
二次会は駅そばのもんじゃ焼き 「三久本店」に入りました。 「もんじゃ焼きは初めてです。  教えて下さい」と言うと 美人のお姉さんが手早く作ってくれました。 その手さばきを見ていると酔いも手伝って 何か非常に良い気分にさせられました。 (サービスされている実感がある)
お焦げもまた良しで、あっという間に 終了。
2ndオーダーでは仲間が もう判った自分でやると言うので 叱りつけました。 「せっかく美人がサービスしてくれるのに よけいなことをするな」 酒類も安くお勧めです。 ここでちょっとした事件を書いておきます。 私は見えなかったのですが、お姉さんが 焼いてくれてもうすぐ完成の時、 「あっ」と言って、全部捨ててしまいました。 どうも髪の毛が入っていたらしい。 換えは大盛りにしてくれました。最後に勘定を済ませたあと 追いかけてきて、一品出し忘れたのか 「黙って受け取ってくれ」と700円渡されました。 「下町はいいなー」 同行者全員「門前仲町」ファンになって帰宅しました。
JA1PYP