3月17日と18日、スラッシュメンバー4人で日光湯元温泉へ一泊旅行に行きました。

今回は怖いもの見たさもあり格安旅行の「おおるり」です。何と飲み放題つき一泊5500円、東京からの往復バス代が600円という格安です。この 飲み放題、というのが曲者でした。おおるりですが、東京方面からもの凄い数のバスで客を集め、各地のグループ旅館に送り届ける、というビジネスモデル。料理やサービスは今一、というか徹底的にコストカットしています。そうでなければこんな格安は無理でしょう。

さて目的地が奥日光と決まった後、果たしてどのような気候か、どんな観光が出来るのか、と事前にメールで大盛上がり。最近は便利になりましたね～、湯元温泉にはライブカメラが設置され24時間カメラ画像とともに気温情報も分かります。
http://www.nikkoyumoto.com/livecamera.shtml

最初は日光で何をして過ごそうか、東照宮を拝観するか、中禅寺湖畔を歩こうか、はたまたスノーシュートレッキングでも、などと盛り上がっていました。ところがライブカメラ情報を見ると日中最高気温でさえマイナス5度～10度、旅館に電話するとしんしんと雪が降っています、との情報もあり、段々意欲が萎えてゆきます。

さて旅行当日、完全防寒対策で出かけました。ところが幸か不幸か気温が上がり朝からプラス、でもあいにくの雨。ということでかなり残念な出発の朝になってしまいました。

我々のバスは池袋を朝9時に出発、酒飲みの我々にはちと辛いのですが、このバスは禁酒。途中の休憩は佐野サービスエリアでのトイレ休憩と、その後 は日光の輪王寺や東照宮近くの神橋のレストハウス表参道での昼食の2回です。昼食休憩の時に神橋を見学、あいにく雨ですが、ちょうど結婚式の最中でした。

このバスの行き先は中禅寺湖の湖畔亭と我々の奥日光湯元温泉のおおるり山荘の2つのホテルです。ということで神橋のレストハウス表参道と中禅寺湖 の湖畔亭で途中下車して観光も可能。と思ったのですが、あいにくの雨模様の天気だったので全てパスしホテルまで直行しました。

バスはいろは坂を通り午後1時頃に最終目的地の湯元温泉おおるり山荘に到着。チェックイン時に飲み放題のわけを聞くと夕食は1時間のバイキング で、その間だけの飲み放題、とのこと。ようやく格安飲み放題にも納得しました。おおるり山荘ですが歴史のあるホテルのようです。古い宿帳には嵐寛壽郎のサインが飾ってありました。

食事の時間まではまだ大分ある、ということでホテルの近所を傘をさして散策。マイナス数度の気温を覚悟してきたのに当日は手袋もマフラーもいりま せん。道路脇の積雪はまだまだ深いのですが道路はグジャグジャ状態。約1名は防水の靴に浸水したほど。ということで散歩はそうそうに終え、その後 は温泉を楽しみました。温泉は硫黄泉で美肌効果に優れているそうです。温泉から上がってホテルの売店でお酒やビール、つまみを購入、夕食まで部屋でプチ宴会。

さて夕食バイキングですが、残念ながら食事を楽しみに来る方には期待外れでしょう。というか、金額的には期待通りかもしれません。地元色の全く無 いバイキング、しかも1時間きっかり、飲み放題もセルフサービスなのでかえって人手が不要、あくまで経費削減の結果のようです。でも金額を考える と全く問題ありません。後は部屋でプチ宴会の続きをすれば良いのですから。

さて翌朝。朝風呂を楽しみ、ホテル近所の散歩。そして朝食バイキング。帰りのバスは朝の9時。行きと違って旧式の中型バス。これで東京まで帰るの か、と思ったのですが、昼食休憩の表参道で他方面からのお客さんも来て来たときと同じような大型バスに乗り換えるんだそうです。帰りには輪王寺見 学が含まれていました。輪王寺は平成大修理中ですが解説付きで本堂の見学が出来ました。輪王寺からは徒歩で神橋まで下りました。神橋もお金を払うと渡らせてくれるようです。ちょうど着物を着たお嬢さんたちが渡っていました。

おおるりのバスツアーでは輪王寺見学後は例のレストハウスの表参道で昼食を食べる予定ですがこれをパス。JA1PYPは神橋傍の金谷ホテルベーカリーで「金谷ホテルの百年カレー」をお土産に購入、昼食は向かいの「あさやレストハウス」で「湯波ラーメン」と「湯波豆乳ラーメン」を食べました。表参道をパスしたのは正解でした。

その後は表参道の駐車場で大型バスが待っています。途中のこれもおおるり関連の道の駅で停車、数人が別方面に帰るバスに乗り換えるために下車。最後は羽生サービスエリアでトイレ休憩。なんとここにはおおるりのバスが10台以上駐車しています。もの凄い集客力とあらためて感心しました。

日曜でしたがさほど渋滞もなく予定時間の3時半ちょうどに池袋につきました。

ということで今回の日光の旅は終了。格安ならではの不満もありましたが、終わってみれば楽しかった旅。おおるりのスタイルにも慣れたのでまた別のおおるりツアーに行くのも良いかもしれない、と話し合っています。