赤羽「いこい」、十条「斉藤酒場」 2003年12月29日
 
『某日「斉藤酒場」に行きました。6時をすぎて完全満席で、新聞相手の一人客、なじみ同士の談笑と、ここは東の「明治屋」かなと思いました。おつゆたっぷりの大根煮がよかったです。『東海道居酒屋膝栗毛』のはがきを置いてきたので、今なら限定プレゼント中!(笑)。そのあと、関東一の讃岐うどん「すみた」(外で30分待ち)、「大林酒場」(おろし納豆)、「みとめ」(からしやき)と、遅まきながら十条ワールドをたんのうしました。』
 
上記は業界?で高名な太田和彦氏の居酒屋紀行BBSの書き込みです。
 
今回の居酒屋番外編はスラッシュメンバーの中で無線よりお酒大好き3人組の城北居酒屋廻りです。
 
 2003年の忘年会はメンバーのJA1PTOが北京に長期出張しており、お正月休みのみ帰国のためスケジュールの調整がつかず有志忘年会になりました。
参加したのはJA1IZZ、JA1PYPとJA1PTOの三人です。三人なら予約も不要。適当に「居酒屋のはしご」と言うことになり遅刻の川口在住のJA1IZZにあわせて場所は城北地区になりました。
 
最初は赤羽の「いこい」です。このお店はローカル局に紹介された「アサヌマ」と同一店で、前にJA1PYPはJA1TGCと2回ほど来店したことがあります。看板をよく見ると酒類販売「アサヌマ商店」とあり屋号が「いこい」です。JA1PYPが最初に目にしたのは漫画家のつげ義春氏が書いた紀行文の中で「赤羽で朝7時からやっている飲み屋」としてだそうです。入ったのは4時ですが2ヶあるカウンタの1ケは既に満席でした。先客さんに寄って頂いて角席で軽く始めました。親父が外出中で注文のタイミングが合わず、戸惑いましたがすぐに呼吸が合ってきました。JA1IZZが入店、親父さんも復帰の頃には知らないおじさんとの会話も弾み調子はどんどん上がってきました。ここは立ち飲み屋で現金をテーブルに置いておくと勝手に勘定をしてくれます。ビール大瓶350円、日本酒180円、サワーが200円、ほとんどのつまみが110円と超良心的。近所のおじさんたちが気軽に飲みに来ている非常に居心地の良い店でした。つまみ(あて、と言った方がぴったりきます)は全て上物、おいしく飲める店でした。店の詳細は下記をご覧ください。居酒屋フリークの間では超有名店のようです。
http://homepage3.nifty.com/~hamada/dia00108.htm#28a
 
次は十条の「斉藤酒場」です。本当は最初に行きたかったのですが、開店は17時頃なので、「いこい」で時間調整、とは言え、「いこい」も時間調整というのがもったいない店でした。「斉藤酒場」は暖簾に昭和三年創業、と書いてあるように、立派な老舗居酒屋。年季の入った欅のテーブルが落ち着きます。日本酒160円、樽酒230円と良心的。大きなカレーコロッケと串カツ等を頂きました。ここでJA1IZZはイナゴの佃煮を頼んだのですが、JA1PTOはとうとう口にしませんでした。昔のイナゴと比べるとかなり小振りでした。
http://homepage3.nifty.com/~hamada/dia00102.htm#23c
 
 
  「斉藤酒場」を後にし、最後は東京で一番うまい、さぬきうどん店「すみた」で本当においしい「かしわうどん」と「たぬきうどん」と、冷酒で締めました。ここは下町の蕎麦屋と同様にお酒の種類も多くそれなりに飲めるところですが外にお客さんが並んでいるので長居は無用です。
 「すみた」のある篠原演芸場通りは、東京にもこんなひなびた商店街があるのか、という雰囲気のある通り。素朴な漬物屋、米屋、酒屋などがありました
http://www5a.biglobe.ne.jp/~juan/89996337/
 
「すみた」の前でJA1PTOは十条駅、他の二人は東十条駅へと別れました。
東十条駅の途中にある「大林酒場」の前を通ったのですが、案の定12月27日まで の営業でした。これは歳の暮れの営業終了ではなく、噂どおり本当の店じまいです。 長い間ありがとうございました。
 
   
 
   
 
   
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